Vol.55_やっぱり大事!?英文法!!【前編】
Hello, everyone! How have you been?
今回は小学生・中学生・高校生の文法グループクラスを長く担当している講師による『英文法について』のお話です。
現在の小学校・中学校における英語教育の実情
これは中学校1年生が使用している教科書『Sunshine1』のProgram1から抜粋したものです。
一見なんの変哲もない会話文に見えますが、いきなり『be動詞』と『一般動詞』が同時に出てきており、さらに”the“という『定冠詞』や『不定詞』まである難しい文章です。
2021年度から中学校の新学習指導要項が全国的に実施され教科書が大きく変更されました。
学習する単語数も1600~1800と増加し、高校生で学習してきた感嘆文・原形不定詞・仮定法・現在完了形の項目も前倒しで中学校で習うようになりました。
文科省の狙いとしては、『文法の範囲が増えることで場面に応じた適切な表現が可能になるため』だそうです。また、上記のような基本的な文法は当然小学校で教わってきている前提で作成されているそうです。
では、小学校ではどうでしょうか。
実際のコミュニケーションで活用できるような基本的な表現を学ぶことが中心で、残念ながら文法学習はきちんとしていないとの事です。
こういった流れの英語学習では、文法がわからなくなり、英語が嫌いになったり、苦手な生徒さんはそれを克服できないままになってしまうのではないでしょうか。
英文法の大切さ
英語の文法には色々な種類がありますが、学校で教えられているのは『学習英文法』と呼ばれ、学習者にとって分かりやすいように英語の仕組みを説明したものだそうです。長らく日本の英語教育は、文法学習や読み書きに力を入れたために英会話ができない人が多い印象がつき、1990年以降、『英会話ができない主な原因は文法学習にある』として英語の授業で文法の影が薄くなりました。
しかし、もう皆さんご存知とは思いますが、スポーツのルールと同じくスポーツをやりたいと思ったら、ルールを学んで技術を磨くしかないのと同様、英語を使いたいと思ったら文法という規則を学び、4技能のスキルを磨くしかないのです。
現場の先生たちもそれを重々分かったうえで、英語を使えるようになるために基本的な文法は小学生のうちからしっかりと教えないといけないと思っていらっしゃるのではないでしょうか。
また、保護者の方もお子さんが中学に行っても授業についていけるようしっかり勉強させたいと思っているのではないでしょうか。
Sayuri
次回の『やっぱり大事!?英文法!!【後編】』では、当校の『小学生文法クラス』について、また小学生文法クラスを経て中学生になった生徒のお話をお届けします。お楽しみに!
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