Vol.71 英検には2種類の受検方法がある!?
皆さんは、英検には2種類の受験方法があることを知っていますか?
『紙の用紙で受験する従来型』と、『コンピュータで受験するS-CBT』というものです。
今回はそれぞれの受験方法の主な特徴をまとめてみましたので、自分に合った受験方法を選んでみましょう!
従来型 (全ての級) | S-CBT (3・準2・2・準1級のみ) | |
試験の受け方 | ▶紙の問題用紙が渡され、マークシートに鉛筆で答えを記入する。 ▶リスニング:会場教室内のオーディオ機器から流れる音声を聞いて、解答する。 ▶ライティング(英作文):解答用紙に手書きで記入する。 ▶試験の順番:筆記→リスニング(筆記は、語彙・会話・長文・ライティングのどれから始めてもよい。) | ▶PCの画面上に表示される問題を見ながら解き、選択肢をクリックして解答する。 ▶ライティング(英作文):従来型と同様に解答用紙に筆記用具で記入する方式(筆記型)と、キーボードで入力する方式(タイピング型)の2つから選ぶことができる。 ▶スピーキング:別日ではなく同時に受け、ヘッドセットマイクで録音する吹き込み式で行う。解答には制限時間があり、画面上に残り時間が表示される。もし解答を吹き込み途中で切れてしまっても、きちんと答えられているなら問題ない。 ▶試験の順番:スピーキング→リスニング→筆記(筆記は、語彙・会話・長文・ライティングのどれから始めてもよい。) |
受験システム | 一次試験(筆記・リスニング)に合格後、二次試験(面接/スピーキング)を受ける。 | 全ての内容(筆記・リスニング・面接/スピーキング)を一日で受ける。 |
メリット | PCの操作に慣れていない若年の受験者は安心して受けられる。 | ▶試験が一日で終了する。 ▶試験が比較的頻繁に開催されており、日程を選ぶことができる。 ▶同一検定回内(例:第1回検定の場合:4月~7月実施)で同じ級を最大2回受験することが可能。さらに英検(従来型)と併願することで同一検定回内に同じ級を3回、年間で最大9回受験することができる。 ▶従来型で一次試験のみ合格した場合も、S-CBTを一次免除で受験できる。(ただし、従来型の一次免除と同様、受験料は全額となる) ▶リスニング:ヘッドフォンを装着して行うので集中しやすい。 ▶ライティング:タイピング型は、入力した語数を自動で計算してくれるので、いちいち語数を数える必要がない。また追加で文を挿入したいときも、効率的に入れることができる。 ▶スピーキング:「もう一度聞いてやり直す」ボタンを押すことで、気軽に質問を聞き返すことができる。(2回まで可能) |
デメリット | ▶試験の回数と日時が限られている。 (原則6月・10月・1月の年3回) ▶リスニング:スピーカーから遠い席だと聞き取りづらい。 ▶ライティング:途中に付けたそうと思ったら、消して書き直さないといけない。語数を数えなくてはならない。 ▶一次→二次と全ての試験が終了し結果が分かるまでに約2ヶ月もかかる。 | ▶PCの操作に慣れていない若年の受験者には不利。 ▶スピーキングも同日に受けるので、対策が少し大変。 |
以上が主な特徴です。
PCの操作に慣れていて、キーボードで英文を打つことに問題がなければ、断然S-CBTが受験しやすいです。
ライティングは筆記型も選べるので、学生の皆さんでも充分受験できます。
しかしながら、マウスの操作に慣れていなければ、S-CBTで受験するのは難しいでしょう。
それぞれの特徴を十分考慮し、活用しましょう!
Reiko
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