Vol.113 語彙の持つ意味とその発音との関係
4週連続の『英語の発音とそのイメージついて』シリーズ、以下の4つのうち今回は『語彙の持つ意味とその発音との関係』をご紹介したいと思います☺
- 英語のオノマトペ(擬音語・擬態語)
- 清音と濁音のイメージ
- 語彙の持つ意味とその発音との関係
- “l”と”r”のイメージ
日本語との違いや、また日本語と似ている部分など、英単語の色々な特徴を知ることで、丸暗記ではなくイメージできる力が身に付きますよ♪
語彙の成り立ちは語源に基づくものと、擬音語のように音韻に基づくものとがあり、今回は音韻を中心に調べてみた。
英語の音は口の形、舌、唇、そして息で作り出すものなので、語のイメージは口の開き具合によって左右されるのではないかと思う。形の大きなものを表すには口を大きくあけて発音し、小さなものを表すには口を小さくすぼめて発音するのではないかと推測した。
英語の発音で口を大きくあけるのはaとoで、小さい口の形は e と i である。対にして比べるとわかりやすい。
drop (大きい滴) - drip (小さい滴)
strap (太いひも) - strip (細いひも)
top (上部) - tip (尖端)
chop (厚切り) - chip (薄切り)
clank (ガラン) - clink (チリン)
slot (溝) - slit (裂け目)
stock (幹) - stick (棒)
maximum (最大) - minimum (最少)
clack (カタン) - click (カチッ)
fog (濃い霧) - mist (薄い霧)
splash (ざぶざぶ) - sprinkle (ぱらぱら)
lot (たくさん) - bit (すこし)
その他大きいものを表す語:
mass (大量) gross (総量) jar (広口瓶) block (大きな塊) hall (広間)
fat (太った) mall (商店街) storm (あらし)
小さいものを表す語:
shrink (縮む) thin (細い) pebble (小石) twig (小枝) chick (ひよこ)
chilly (うすら寒い) grit (砂利) pill (錠剤)
挙げていけばきりがない。ことばの不思議を垣間見た思いと共に、語彙を生みだした先人の知恵に感嘆している。
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