Vol.92【英検問題】リニューアルについて_Part 2
前回に引き続き、新たに英検に加わる問題についてお話します。
今回は準2級のEメール問題のポイントについて一緒に確認していきましょう。
Eメール問題のポイント
- 指示をよく読んで厳守する。
- 「2つの質問」などのタスクをこなす。
- 相手のメールの質問にも答える。
まず①についてですが、
1. 下線部の特徴を問う具体的な質問を2つしなさい。
https://www.eiken.or.jp/eiken/2024renewal/pdf/4_grade_p2_w.pdf
2. 解答欄の□(四角)に書く英文の語数の目安は40~50語です。
という2つの指示があります。従来の英作問題と同様、語数を40語以上にすることは必須で、足りないと減点される恐れがあります。
そして、②については、下線部(この場合は robot pets)についての具体的な質問を作らなければなりません。解答例では、
Do your friends also have robot pets?(あなたの友達もロボットペットを持っていますか?)
What kind of animal is popular? (どんな動物が人気がありますか?)
という質問文が掲載されています。他に具体的な質問としては、
- Do they talk? (会話をしますか)
- What are they made of? (何でできていますか?)
- How much was your robot pet? (いくらでしたか?)
- Can you feed your robot pet? (えさをやることはできますか?)
などもよいでしょう。
③についてですが、これが一番書きにくいかもしれません。
「Yes, / No, 」だけで終わるのではなく、具体的な例を書いていくといいでしょう。
この問題の場合は、まず、「ロボットペット(のバッテリー)が改善していくと思う」と述べ、その後具体的に、「技術の進歩によってスマホのバッテリーも長持ちするようになったから」と記しています。このように、『抽象的なことから書いて具体例を書いていく』というようにすると、説得力があり、一貫性がある文章を書くことができます。
文章が出来上がったら、以下の採点基準に従って、文章がきちんと書けているか最終チェックをしましょう。
採点基準
- 内容(4点満点)
→問題文の指示に不足なく答えられているか。(語数、下線部に対する質問を2つ書いているか)
→受け取ったEメールに対する返信として適切な内容か。 - 語彙(4点満点)
→同じ単語を何度も用いていないか。級に見合った単語を用いているか。 - 文法(4点満点)
→文法的なミスはないか。複数形、代名詞、時制は、適切に用いているか。
→文の構成は正しく書けているか。(主語と動詞を確認してみるとわかりやすいです)
採点はそれぞれの項目が0~4点の5段階で評価され、12点満点となっています。ライティング技能は既存の「意見論述」(16点満点)と合わせて28点満点となり、今までよりもさらに英作力が合否を左右します。
いかがでしたでしょうか?
3級・準2級はメールの返信文なので、比較的シンプルな表現で書くことができると思います。過去形なども、有効に活用してみましょう。日頃から、日記を過去形の英語を用いて書く練習をするなど、取り組んでみてください。新しくなった英検にぜひチャレンジしてみましょう!
Reiko
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